臨床:血液疾患

教室紹介

臨床:血液疾患

血液疾患

血液専門医スタッフを中心に、現在5名体制で造血器腫瘍全般に広く対応し治療を行っています。

血液悪性疾患(白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄増殖性腫瘍など)

急性骨髄性白血病治療では微少残存病変(MRD)を指標にした自家末梢血幹細胞併用大量化学療法を行い、5年生存率89.2%、5年無病生存率78.0%と良好な治療成績をあげています。
同種造血幹細胞移植にも力を入れており、特に高齢者(55歳以上)に対する臍帯血ミニ移植で良好な成績を上げています。

造血幹細胞移植(同種移植、自家移植)

クリーンルームはクラス100を2室、クラス1000を6室、クラス10000を9床完備し、年間20~30例の造血幹細胞移植を行っています。

再生不良性貧血

厚生労働省の定める特定疾患のひとつで、免疫抑制療法(ATG療法やシクロスポリン治療)を行っています。若年者でHALが一致する血縁ドナーが見つかった場合は、積極的に造血幹細胞移植を行っています。移植できない症例で免疫抑制療法不応例の患者さんに対しては、リチウム療法を行い約6割の奏効率を得ています。